■ 前置き ■
今まで、読者の方からいただいた質問は、多くの場合、個別にメールでお答えしていたのですが、考えてみると、同じような疑問をもっていらっしゃる方も他にもいるのではないかと思いました。
そこで、今回は、今までとは少し趣向を変えて、今まで発行してきたメルマガの内容について、読者の方からいただいた質問等をまとめて、サーバー設定に関する、Q&A集としてみました。
数はそれほど多くはありませんが、何かの機会にお役に立てば幸いです。
■ Q&A本編 ■
■ Q1 ■
至極初歩的な質問ですが社内のサーバーとレンタルサーバーの混在したシステムというのは難しいものなのでしょうか?
目的は社外への営業や販売促進等はレンタルサーバー上で。社内のデーター閲覧は社内のサーバーでと考えたのです。
このような場合、ドメイン名は2つ持つ必要があるでしょうか?
□ A1 □
結論から言えば、設定を工夫すれば、それほど難しいものではないと思います。
たとえば、my-domain.comといったドメイン名を取得した場合、「www.my-domain.com」は社外への公開用サーバー(レンタルサーバー)、「shanai.my-domain.com」は社内サーバー用として使い分けることが可能です。
別の言い方をすると、インターネットエクスプローラのアドレス欄に
http://www.my-domain.com
と入力すれば、レンタルサーバーに接続し、
http://shanai.my-domain.com/
と入力すれば、社内サーバーに接続して、それぞれのコンピュータにある内容を表示させることができます。
ただし、その場合、インターネット上でドメイン名を運用する設定をユーザー側で自由に設定できるドメイン名登録業者(レジストラ)でドメイン名を取得する必要があります。
■ Q2 ■
固定IPアドレスにすることのメリット/デメリットは何ですか?
□ A2 □
動的IPアドレスでサーバーを構築する場合、ダイナミックDNSという技術を使って、常に変化する可能性のあるIPアドレスと、ドメイン名を関連づける必要があり、そのためのソフトのインストールや設定が必要になりますが、固定IPアドレスの場合は、それらの手間から一切、開放されるといったことがメリットとして挙げられると思います。
デメリットとしては。。。ウ~ン、あまり思いつかないのですが、現実的な問題として、固定IPアドレスにしてもらうための費用が余計に掛かる、といったところでしょうか。
これはウロ覚えなのですが、OCNの場合、固定IPアドレスを1個提供してくサービスは、約7000円/月の費用が必要だったかと記憶しています。
■ Q3 ■
プロバイダーの提供する、ビジネス向けパックがありますが、ホスティングサービスとどこが違うのか、又ホスティングサービスとレンタルサーバーの違いはなんでしょうか。
□ A3 □
ウ~ン。。。ビジネス向けパックというのが、今まで使ったことがないので、具体的によく分からないので、何とも言えないのですが。。。スミマセン。
ホスティングサービスとレンタルサーバーは基本的には同じサービスで、サーバーのハードディスクの領域を、単に貸し出すもの、という認識で私はいます。
すなわち、フォームメールとか、掲示板などの機能を設置したい場合、ユーザーは自力で設置しなければなりません。
ビジネス向けパックは、それらの機能が予め備わっている他に、いろいろな機能(ドメイン名でのメールアドレスの管理、SSLの利用など)を付加し、それらをコントロールパネルで初心者でも簡単に設定できるようにしたものではないでしょうか。
ただ、これについては、正直言って、あまり自信がありません。。。
あと、これは、蛇足の類になりますが、海外の場合、「レンタルサーバー」という単語はなく、その代わりに「ホスティング(hosting)」言葉が使われる場合が殆どです。
■ Q4 ■
メルマガの説明には、「コントロールパネル」→「管理ツール」→「インターネットサービスマネージャ」を選択と有りますが、インターネットサービスマネージャが見あたりませんので、ココで困ってます。
OSはWindows XP Home Editionです。
□ A4 □
インターネットサービスマネージャは、Windows 2000 Professinal, XP Professinalで使用可能なサーバープログラムである、インターネットインフォメーションサービス(IIS)専用の管理ツールです。
Windows XP Home Editionの場合、、インターネットインフォメーションサービス(IIS)はインストールも使用もできません。
従いまして、コントロールパネルに「インターネットサービスマネージャ」は表示されない訳です。
Windows XP Home Editionの場合は、インターネットインフォメーションサービス(IIS)の代わりのサーバープログラムとして、このメルマガでも紹介しているAnHTTPdをご利用ください。
■ Q5 ■
IPアドレスをURL入力して、問題なく自宅サーバーの表示が出来てましたが、突然表示しなくなり、IPアドレスの確認をしたところ、IPアドレスが変わってました。
IPアドレスが変わるのは、何か原因が有るのでしょうか?
□ A5 □
これが上でもお話した、動的IPアドレスによる現象です。
プロバイダーとの接続を切る、あるいは、強制的にプロバイダー側から接続を切断された後、再接続した時、プロバイダー側から付与されるIPアドレスは、その時、空いているIPアドレスがランダムに付与されます。
これを動的IPアドレスと呼びます。
このようにコロコロ変わるIPアドレスとドメイン名を関連付ける技術が「ダイナミックDNS」というものです。
■ Q6 ■
メルマガで紹介している、掲示板スクリプトの「LIGHT-BOARD」がエラーが出て動きません。
□ A6 □
ウ~ン、CGIプログラムが動かない原因は多岐にわたるので、一概には言えませんが、思いつくまま、順不同に原因(対処)を挙げていくと、
-
「.cgi」という拡張子を持つファイルと、Perlのプログラムとの関連付けが出来ていない。
-
CGIプログラムが置いてあるフォルダのアクセス権が適切に設定されていない。
(Windows 2000 Professinal,XP Professinalの人専用)
-
Perlのプログラム本体が置いてあるフォルダ(C:\Perl)に適切なアクセス権が設定されていない。
(Windows 2000 Professinal,XP Professinalの人専用)


-
当メルマガでは、「LIGHT-BOARD」の本体である「light.cgi」の改造を以下のように紹介していますが、その部分を別の書き方に変える。
メルマガで紹介した改造方法


■ Q7 ■
IISが正常に作動しているかどうかを確認するためそのショートカットを開き、既定のWebサイトがちゃんと開始状態になっているかどうかの確認をしたところ、これが停止していました。
その場合、普通なら右クリックで開始させれば何のことは無いらしいのですが、今回の場合開始をクリックすると、「予期せぬエラーが発生しました」というダイアログが出てきて先へ進めませんでした。
以前、インストールしたAnHTTPdを削除できずに、そのままにしたあるのですが、それが原因でしょうか?
□ A7 □
初期のままの状態ですと、IISもAnHTTPdもポートの80番を使うように設定してあります。
このため、今回の場合は、ポートの80番で、IISとAnHTTPdの両者が80番を使おうとしてバッティング(競合)していることにより、このようなエラーが発生していると思われます。
したがって、IISもしくは、AnHTTPdのどちらかの使用ポートを80番以外に設定すれば解消すると思います。(慣例的には8080番を使うことが多いようです)
■ Q8 ■
メルマガの解説に沿って掲示板を動かそうと、フォルダのアクセス権を設定しようとしましたが、セキュリティのタブがどうしても出ません。
□ A8 □
これは使っているパソコンのハードディスクがFAT32形式でフォーマットされているのが原因と思われます。
セキュリティのタブはハードディスクがNTFS形式でフォーマットされている場合に表示されます。
掲示板の動作には、直接には支障ないと思いますので、何事もなければ、そのままの状態でお使いください。
なお、これは私自身が実際に確認したのではないのですが、Windows XP Editionの場合は、NTFS形式にしても、セキュリテイのタブは出ない模様です。
■ Q9 ■
ポート番号のお話し興味があります。
現在、wwwサーバ構築を検討していますが、セキュリティをどうしたらよいのか悩んでいます。
良いアドバイスがあればお願いします。
ポート番号について、80番以外に8080を紹介していますが、そのほかの番号を利用することができるのですか。
もし可能であれば、Windows XP Homeで利用可能なその他の番号を教えて下さい。
□ A9 □
セキュリティ設定については、サーバー構築者のポリシーにもよるかと思います。
限りなく100%に近いセキュリティを目指すのであれば、WWWサーバーの前に要塞サーバーを構築する必要があるかと思います。
因みに、私の場合は、予算等の限りもあり、ある程度割り切っていて、セキュリティに関しては、ほぼ100%ルーターに依存しており、WWWサーバーには、余計なソフトはインストールしていません。
どちらかというと、セキュリティよりもサーバーのパフォーマンスを優先しています。
メルマガにも書いてありますように、私のルーターは販売終了の古い機種ですが、それでも、一年以上の間、問題は生じていません。
また、ポート番号については、特に制限なく、自由に設定できるかと思います。
ただ、今までこのメルマガでお話してきたサーバー(WWWサーバー)だけなら自由にポート番号を指定しても問題はないかと思いますが、その他のサーバーや、リモートコントロールソフト等、ネットワーク関連のプログラムを動かす場合には、それらのポート番号がバッティング(競合)しないように、設定する必要があります。
■ Q10 ■
サーバー設定プログラム「IIS Lockdown Wizard 2.1 ツール」をダウンロードして実行したところ、以下のようなエラーメッセージが出て、インストールできません。
Err creating prosess
<C:\DOCUME~1|b.LOCALS~1|temp|IXP000/TMP|iislockd.exe>.
Reason:
指定されたパスが見つかりません。
□ A10 □
この場合、日本語(2バイト系文字)のユーザー名でログオンしてパソコンを使っていないでしょうか?
もし、そうであれば、管理者権限を持った半角英数字のユーザー名を作成して、これで試してみてください。
今回のエラーは、2バイト系文字(日本語)を用いた場合に、多く起こるエラーのようです。
■ Q11 ■
とあるプロバイダーを用いて、LANを組んでおり、そのうちの1台をサーバーにしようと考えています。
ただし、ルーターの表示しているWAN側のアドレス(aaa.bbb.ccc.ddd)とIPサーチなどで見た自分のグローバルアドレス(eeee.fff.ggg.hhh)が違う表示となります。
どちらのアドレスが、外部から見える(アクセスできる)アドレスなのでしょうか?
なぜ、2つのアドレスがあるのでしょうか?
□ A11 □
結論から言うと、IPサーチなどから見た自分のグローバルアドレスが外部から見えるアドレスです。
ただ、ルーターのWAN側IPアドレスがこれと異なる、ということですので、恐らく、このケースの場合、プロバイダー側からこのルーターには、プロバイダー側からプライベートアドレスが割り振られている可能性があります。
┌───────┐
│インターネット│
└───────┘
↓ グローバルアドレス
┌──────┐
│プロバイダー│
└──────┘
↓ プライベートアドレス
┌────┐
│ルーター│
└────┘
↓ プライベートアドレス
┌────┐
│パソコン│
└────┘
この場合のように、パソコン(ルーター)にプライベートアドレスが割り振られている場合には、インターネットの原理上、サーバーの公開はチョイト無理ですので、注意が必要です。
■ Q12 ■
私の場合、古いタイプのノートパソコンを使用しており、それにYahooーBBの12メガで、OSはウィンドウズ2000プロフェッショナルという環境ですが、このような場合でもサーバーの構築は可能でしょうか?
□ A12 □
サーバーの構築は、どちらかというと、ハードよりもソフトに依存しますので、ノートパソコンの環境でも、問題なくサーバーの構築が可能です。
なお、ノートパソコンを使用する場合に1つ、注意する必要があると思われる点として、ノートパソコンの場合、バッテリーの持ちをよくするために、長時間キー入力がないと、自動的に電源を落とす等の省電力機能が有効になっているかと思います。
逆に、サーバーを実際に運用する場合には、キー入力はほとんどしない状態で稼動させる必要があるので、この省電力機能をオフにしておく必要があります。
■ Q13 ■
ふと、最近思ったことなのですが、来年になると、43歳~にメルマガ名が変更になるのでしょうか。。。質問するのもどうかな、と思ったのですが、疑問に思ったのでメールさせていただきました。
□ A13 □
絶妙なご質問、ありがとうございます。
実は、今年の始めに43歳になってしまいまして。。。
この方のおっしゃる通り、メルマガのタイトルも変更しようかな?とも一寸考えたのですが、一応、現在のタイトルは、あくまでも「固有名詞」ということで、このまま変えずにいきたいと思います。
(それに、メルマガのタイトルだけでも歳は取りたくないですし。。。)
でも、実際は、あと半年もすれば、いよいよ44歳。。。