掲示板を動かそう (4)
■ 前置き ■
今回は、Windows 2000,Windows XP Proを使っている方専用の解説です。
以前、Windows XP Home Editionはホームユースを目的としたものでありWindows Professinal Editionに含まれるいくつかの機能は削除されている、と説明しました。
その1つがアクセス権の設定というものです。
Windows Professinalは、パソコンにある、個々のフォルダやファイルに対して、ユーザーごとに異なるアクセス権を厳密に設定することができます。
例えば、Aさんはエクセルのデータを開いて、データを修正した後、保存することが可能だが、Bさんはデータを開くだけで、修正・保存はできない、さらには、Cさんはエクセルそのものを利用することができない、等の設定が可能です。
上記の場合と同様に、あなたのパソコンをサーバーとして公開した場合、インターネットからあなたのパソコンにアクセスするユーザーに対して、適切なアクセス権を設定する必要があり、また、これを行わないと掲示板等は動きません。
逆に、Windows XP Home Editionの場合、ユーザーの識別という機能はないのでインターネットユーザーは、すべて管理者権限でパソコンに接続することになりセキュリティ的に不安が残ります。
以上のことをまとめると、
Windows XP Home Edition
→セキュリティの設定がほとんどない
→設定が非常に楽
Windows2000,Windows XP Professinal
→セキュリティの設定が細かく設定できる
→その反面、設定が非常に面倒
ということでしょうか。
■ アクセス権の設定 Windows 2000 ■
Windows 2000の場合、後で説明するWindowsXP Professinal Editionと比較すると、割合簡単です
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エクスプローラを立ち上げて、「Cドライブ」-「Inetpub」-「wwwroot」-「cgi-bin」を開く
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「cgi-bin」フォルダ上で右クリックして、「プロパティ」をクリック

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「セキュリティ」のタブをクリックする
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「名前」にある「Web Anonymous Users」をクリックして選択した後、下の欄の「アクセス許可(P)」の「許可」-「フルコントロール」のチェックボックスにチェックを入れる。

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「名前」にある「Web Applications」をクリックして選択した後、下の欄の「アクセス許可(P)」の「許可」-「フルコントロール」のチェックボックスにチェックを入れる。

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「OK」を押してすべて画面を閉じる。
以上で、アクセス権の設定は完了です。
■ アクセス権の設定 Windows XP Professinal ■
Windows XP Professinalの場合、上記のWindows2000と比較すると、場合により、その操作が非常に複雑ですので、注意して作業を進めてください。
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エクスプローラを立ち上げて、「Cドライブ」-「Inetpub」-「wwwroot」を開く
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「wwwroot」フォルダ上で右クリックして、「プロパティ」をクリック

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さて、ここで、あなたの場合、「セキュリティ」のタブはありますか?
ある場合は、以下の説明を飛ばして「7.」に進んでください。
通常、買った時の状態のままだと、「セキュリティ」のタブはないと思います。(少なくとも、私の場合はありませんでした。)

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エクスプローラの「ツール(T)」-「フォルダオプション(O)」をクリック

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「表示」のタブをクリックし、「詳細設定」の中の「簡易ファイルの共有を使用する」のチェックをはずす。

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「OK」を押して画面を閉じたあと、上記「2.」の操作を行うと、「セキュリティ」のタブが出現します。

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「グループ名またはユーザー名」の欄に、「Web Anonymous Users」と「WebApplications」が見当たらない場合は、「追加(D)」のボタンを押す。
「Web Anonymous Users」と「Web Applications」があった場合は、「12」の操作に進んでください。

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「ユーザーまたはグループの選択」の画面の「詳細設定(A)」のボタンを押す。

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次の画面の「今すぐ検索」のボタンを押す。

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「Web Anonymous Users」と「Web Applications」の2つをコントロールキーを押しながらクリック・選択した後、「OK」を押す。

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「選択するオブジェクト名を入力してください(E)」の欄に、上で選択した名前が入るので、「OK」を押す。

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「Web Anonymous Users」と「Web Applications」のそれぞれに対し、「アクセス許可((P)」の「読み取り」だけにチェックを入れる。


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「OK」を押して、すべてのウィンドウを閉じる
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再びエクスプローラを立ち上げて、「Cドライブ」-「Inetpub」-「wwwroot」-「cgi-bin」を開く
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「cgi-bin」フォルダ上で右クリックして、「プロパティ」をクリック

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「セキュリティ」のタブをクリックする
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「Web Anonymous Users」と「Web Applications」のそれぞれに対し、「アクセス許可((P)」の「フルコントロール」にチェックを入れる。


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「OK」を押して、すべてのウィンドウを閉じる
以上で、アクセス権の設定は完了です。
ここで、注意ですが、今回行ったアクセス権の設定は、実のところ、非常によろしくありません。
なぜかと言うと、「cgi-bin」以下のフォルダやファイルが「フルコントロール」、すなわち「何でもアリ」という状態になっています。
本来なら、個々のファイルに対して適切なアクセス権限を設定するのが理想ですが、ここでは、これらのアクセス権の設定ミスで掲示板等が動かなくなる可能性があるので、今回は、掲示板を動かすことを最優先とし、セキュリティを犠牲にしている事をご承知ください。
実際、あなたが手元のパソコンでホームページを公開する時には、公開するフォルダのアクセス権は適切に設定する必要があります。
なお、上記の操作で、どうしても「セキュリティ」のタブが現れない、という場合には、下記を参照ください。
ハードディスクのフォーマット形式
■ 前置き ■
さて、前の項(「掲示板を動かそう (4)」)で、Windows 2000,XP Professinalの方専用の解説として、アクセス権の設定について、解説しました。
このアクセス権の設定というのは、Windows XP Home Edition にはない機能で、実際、このアクセス権を適切に設定しないと、掲示板などのCGIスクリプトはうまく動かなかったり、あるいは、変なところで認証画面が出てくる、といった現象が起きます。
逆に、このアクセス権の設定を上手く利用することにより、予め登録されたユーザーしかアクセスできないようなページ、すなわち、「アクセス制限」の機能を実現できます。
実を言うと、今まで何人かの方から、「メルマガの通りに設定したが、セキュリティのタブが現れない」というご指摘をいただきました。
その時には、個別にメールでお答えさせていただいたのですが、ふと、もしかしたら、同じよう現象が、その他の読者の方にも起きているかもしれない、と思いましたので、今回、改めてここで解説したいと思います。
■ ハードディスクのフォーマット形式 (1)■
前の項(「掲示板を動かそう (4)」)で、ビジネスユースを目的としたWindows 2000,XP Professinal の場合は、ユーザー毎に、フォルダやファイルに対する、詳細なアクセス権の設定が可能で、それは、エクスプローラの右クリック→プロパティの画面の「セキュリティ」のタブで行う、とお話しました。
また、Windows XP Professinal の場合は、何もしない状態だと、セキュリティのタブは現れないので、
エクスプローラの「ツール(T)」-「フォルダオプション(O)」をクリック
↓
「表示」のタブをクリックし、「詳細設定」の中の「簡易ファイルの共有を使用する」のチェックをはずす。
とする必要があります。
ただし、ある場合には、上記の操作をしても、「セキュリティ」のタブが現れないことがあります。
その大きな理由の1つが、手元のパソコンのハードディスクのフォーマット形式です。
■ ハードディスクのフォーマット形式 (2)■
メーカー製のパソコンを使っている場合には、全く意識することはないと思いますが、パソコンに内臓されているハードディスクという装置は、元々は単なる金属の板にしかすぎまません。
しかしながら、例えば、パソコンショップなどでハードディスクを単体で買ってきた時などは、それをパソコンで使えるようにするために、兎にも角にも、まず初めに、データを書き込んだり、読み出したりできるようにする作業が必要になります。
それを「フォーマット」と呼び、その種類(「フォーマット形式」)にはいくつかあります。
私くらいの年代だと憶えていると思いますが、私たちの子供の頃は、音楽を楽しむには、今のようなCDというものはなく、レコードが主流でした。
このレコード、見た目の外見は同じでも、音を聞く(データを再生)するには、録音した時の回転数(33 1/3回転,45回転,78回転)を合わせないと、音は正常に聴こえません。
この場合は、レコード=ハードディスク,再生する時の回転数=フォーマット形式、と考えてもらってよいかと思います。
(↑しかし、マァ、なんて古い話。。。今の若い人に分かるか。。。?)
あるいは、ビデオの録画形式。
昔は、同じ画像(=すなわちデータ)を録画・再生するにも、ソニーのベータ方式と松下のVHS方式とがありましたが、この場合には、「ビデオテープ=ハードディスク」、「ベータ・VHS=フォーマット形式」という、イメージでもよいかと思います。
話を元に戻しまして。。。
Windows 2000,XPでは、現在、2種類のフォーマット形式があり、
Win 95,98,ME,NT,2000,XPで利用可能な「FAT32」形式
と
Win NT,2000,XPのみで利用可能な「NTFS」形式
です。
話だけではナンなので、まずは自分のパソコンのハードディスクの形式を、確認してみます。
エクスプローラを立ち上げ、Cドライブにマウスを合わせて、右クリックからプロパティを選択します。
立ち上がった画面の「ファイルシステム」の欄に、
FAT32形式なら「FAT32」
NTFS形式なら「NTFS」
と表示されている筈です。
■ NTFS形式の特徴 ■
NTFS形式は言ってみれば、FAT32形式の上位バージョンで、FAT32形式では持っていない様々な特徴があります。
- ボリュームサイズが最大2TB(テラバイト)
- フォルダ/ファイルにアクセス許可を設定できる
- ファイル圧縮機能のサポート
- ディスククォータ機能のサポート
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ボリュームが壊れてしまった場合に、自動的に回復する機能を持っている
(クラッシュした場合に、ログファイルなどで自動的に回復してくれる)
等、細かい話はここでは端折りますが、マァ言ってみれば便利な機能がイロイロと利用できます。
Windows 2000,XPを最初からインストールした経験があればお分かりかと思いますが、インストールの開始時に、FAT32かNTFSかのどちらかを選択できるようになっています。
FAT32では、NTFSの「フォルダ/ファイルにアクセス許可を設定できる」という機能はないので、上記で解説した「セキュリティ」のタブは、どう転んでも出現することはありません。
■ NTFSかFAT32か? ■
パソコンのハードディスクがFAT32の場合には、NTFSのいろいろな機能を享受するために、NTFSにしたいところですし、実際、OSを再インストールしなくても、そのままの状態で、FAT32からNTFSへの変化は可能です。
ただし、その逆の、NTFSからFAT32への変換は、OSを再インストールしない限り不可能なので、注意が必要です。
特に、メーカー製パソコンの場合、パソコンを買った時の状態に戻す「リカバリー」機能があるかと思いますが、FAT32からNTFSに変換すると、リカバリー機能が働かなくなり、お金を払ってメーカーで再インストールしてもらう羽目になるので、お勧めしません。
実際にどうなのかは、スミマセンが、メーカーのサポートセンターに聞いてみてください。
(小声でボソボソと。。。)
多分、DOSからはNTFS形式は、認識できないと思っているのですが。。。
ウ~ン、あんまり自信がありません。。。
実際、私がサブで使っているメーカー製のノートパソコンはFAT32で、本当はNTFS形式にしたいのですが、上記の理由から、ビビリが入って、FAT32のままで使っています。
なお、これは、私が実際に確認した訳ではなく、調べただけの範囲ですが、Windows XP Home Editionの場合は、FAT32からNTFSに変換しても、フォルダ/ファイルのアクセス許可の設定はできないようです。
FAT32の場合でもサーバーの動作には支障はない筈なので、自作機等、手元のパソコンをOSから再インストールできる環境以外の場合は、そのままの状態で使う方がよいでしょう。