Category Archives: ドメイン名を取ろう

ドメイン名を取ろう (8)

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■ 前置き ■

さて、前回、

「OCNや@Nifty等のプロバイダーを使っている場合、IPアドレスにはヤッカイな性質があり、これがサーバーを構築することを難しくしている」


と言いましたが、今回は、これについての詳しい話です。


■ しょっちゅう変わる電話番号 ■

例えば、私が、よんどころない事情で、家を持たず、知り合いの家を泊まり歩いていたとします。

この場合、私から知り合いに電話をしたい場合、「すみませ~ん、チョット電話貸してくださ~い」といって、その家の電話を借りれば、私は、すきな相手に連絡を取れます。

そして、相手には「今日はAさんの家にいるから、ここに電話して」と言えば、相手も連絡を取れます。

ただ、私は次の日には、別のBさんの泊まるとします。そして、そのまた次の日にはCさんの家に。。。

この場合、私はその家の電話を借りれば、何の不都合もなく、知り合いに連絡を取れますが、相手はたまったものではありません。

私からの連絡がなければ、どこにいるかも分からない私に連絡のしようがありませんから。


別の例え話です。(こっちの方が実際のイメージに近いかも。。。)

ここに、とあるレンタルの携帯電話屋さんがあります。

私は、毎月の基本料金を払うのが勿体ないので、ここをよく利用するとします。

携帯が必要になった時だけ、私は携帯電話を借りて、用がなくなれば返却します。

そして、暫くしたら、また借りるのですが、ただし、このレンタル携帯屋さんは、お店のストックで、たまたま空いている携帯電話を貸し出すので、今回の携帯の番号が、前回の番号と必ずしも同じとは限りません。

この場合でも、私は何の不自由もなく、自分の知り合いに連絡できますが、相手の方は、私に連絡のしようがありません。

何せ、しょっちゅう電話番号が変わるのですから。。。


実は、プロバイダーを利用してインターネットに接続する時のIPアドレスにも同様の事が起こっています。


■ 動的IPドレス vs 固定IPアドレス ■

以前、IPアドレスとは

  • 電話回線上の電話番号と同様、インターネットに接続されているコンピュータには、そのコンピュータに固有の番号であるIPアドレスというものが割り振られている

  • プロバイダを利用してインターネットに接続する場合、IPアドレスはプロバイダから自動的に与えられる


とお話しました。

そして、このIPアドレスは、上の例え話と同様、実はユーザーがプロバイダを利用してインターネットに接続する度にコロコロと変わってしまいます。

しかも、それには、全く規則性というものがありません。

この性質が、プロバイダを利用した場合に、サーバーを構築する時のネックとなり、このIPアドレスのことを「動的IPアドレス」と呼ばれています。

逆に、レンタルサーバーの場合は、IPアドレスは不変なので、「固定IPアドレス」となります。


なぜ、接続する度にIPアドレスが変わってしまうか?

1つの理由として、「資源の有効利用」という観点があるかと思います。

ここで詳しい話を再びするのは避けますが、結論としては、どう転んでもIPアドレスは無尽蔵にあるものではなく、数に限りがあります。

このように数に限りがあるものを、各プロバイダのユーザー全員に与えていたらそれこそ、アッッというまに無くなってしまいます。

そこで、ユーザーがインターネットに接続していない間は、そのIPアドレスを他のユーザー用として使うという、IPアドレスの「使いまわし」という必要がでてきます。

通常、上の電話の例と同様、単に自分のパソコンで他のホームページを見る分には、自分のIPアドレスが変わっても、特段、何の支障はありません。
(上の例え話のように、自分の携帯の番号が変わっても、相手とは何の不自由もなく、自由に通話できる、というイメージです。)


逆に、自分のパソコンをサーバーとして運用する場合には、このコロコロ変わるIPアドレスが大きなネックとなってしまいます。

なぜ、IPアドレスが変わるとサーバーが構築できないか?


以前、独自ドメイン名を取得する話の中で、ドメイン名がインターネット上で機能するための設定ファイルの話をしました。

その設定は、原理的には非常に単純で、1つはドメインの名称(別の言い方をすると、インターネット上でのコンピュータの名前)、もう1つはコンピュータのIPアドレスを指定するだけです。
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この場合は、「http://www.e-and-a.org」というアドレスにアクセスするには、「66.102.133.106」というIPアドレスを持つコンピュータにアクセスしなさい、ということを定義しています。

これはイメージ的には、上の例え話と全く同じで、ドメイン名は固定でも、電話番号にあたるIPアドレスがコロコロ変わったのでは、インターネットユーザーは、サーバーとして構築したあなたのパソコンにはアクセスすることはできません。

電話番号の例えでいうと、サーバーを公開するというのは、相手から自分の電話に、電話をかける、というイメージで、この自分の電話番号が、頻繁に変わってしまえば、相手が自分宛に電話をかけるのは不可能です。

これが、プロバイダを利用した場合のサーバーを構築することを難しくしています。


■ 動的IPアドレスの対策 ■

上で述べたような動的IPアドレス環境下でサーバーを構築するにはどうしたらよいか?


基本的な考え方は次のようになると思います。

  1. プロバイダを利用してインターネットに接続した場合、切断するまでの間はIPアドレスは変わらないので、できるだけ、一度接続したら、切断されないようにする。

  2. 万が一、IPアドレスが変わったら、IPアドレスの変更を(できれば自動的に)行う。

    026-2


上記「1.」の場合は

  • 何も情報の流れがないと、プロバイダ側から勝手に切断されてしまうので、メールソフトの設定で定期的にメールをチェックするようにする。

    「アウトルックエクスプレスの例」

    026-3


  • 私の場合は、実益も兼ねて、フリーのパソコンの時刻合わせソフトを使い、定期的に時刻合わせをしています。

    「AdjustClock」

     http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se203144.html

    このソフトは、以前ここで説明した、ポートの80番を使用するので、使い勝手は良いです。


上記「2.」の場合は
  • 手動で、定期的にパソコン(又はルーター)のIPアドレスをチェックし、変更があったら、設定ファイルの内容を書き換える。
    ただし、現実的には非実用的。

    026-4


  • そこで、これを全て自動で行うのが、「ダイナミックDNS」という手法です。

    すなわち、パソコン(又はルーター)のIPアドレスを定期的に監視し、もし、変更があった場合には、自動的に設定ファイルの内容を書き換えます。

    これを実現するのが、フリーのソフトである「DiCE」です。

    「DiCEのホームページ」

    http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/


    また、一番手っ取り早くてお手軽なのは、プロバイダによっては「固定IPアドレス」のサービスを提供しているので、これを利用する、というテもあります。

    ただし、この場合、別途費用は掛かりますが。。。


■ Yahoo! BB は特別? ■

これは、私の耳学問的な話(←そこまで私もネットワークのことは詳しくないので。。。)になってしまいますが、Yahoo!BBの場合は、インターネットへの接続方式が他のプロバイダと異なり、24時間に最低1回、インターネットへの接続(ホームページを見るとか、メールを送受信する)があれば、IPアドレスは変わらないようです。

したがって、Yahoo!BBの場合は、ある意味「半固定IPアドレス」として考えてよいかも知れません。

実際、私の場合、ここ10ヶ月の間、一度だけ基地局のトラブルでIPアドレスが変わってしまいましたが、それ以外、IPアドレスは、全く不変のままで使い続けています。

これは、Yahoo!BBの保証の範囲外ですが、意外とサーバーを立てるのは容易かも知れません。

ただ、上りの速度が。。。ウ~ン。。。

ドメイン名を取ろう (7)

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■ 前置き ■

今回は前回のルーターの設定で1つ宿題となっていた「ポート番号」についてのお話です。

よくウイルスの開設サイトなどに、「TCPポートの○○番を開いて~」と書いてありますが、そのポート番号のことです。


■ テレビ見ますか? ■

う~ん、私の場合は最近ほとんどテレビ見ませんね~。
見るとしても、NHKのニュース番組か、恋の空騒ぎくらいです(爆)。

話を元に戻しますが、テレビは、そのチャンネルを合わせることにより、自分の見たい番組を指定できますよネ。

私の住んでいる地域では、1チャンネルがNHK総合、3チャンネルがNHK教育、そして2チャンネルが掲示板(←ジョークです)、という具合になっています。

8チャンネルに合わせたら、フジテレビの番組が映るのが当然で、テレビ東京の番組が映る、ということは絶対にないわけです。


■ 実際のパソコンでの話 ■

実は、サーバーとしたパソコンもシステムの中に(プログラム的に)上のテレビのチャンネルにあたるものを持っており、インターネットなどのネットワークを介してコンピュータ同士がデータのやりとりを行う場合、このテレビのチャンネル番号に相当するものを指定する必要があるのです。

変な例えですが、ホームページを見ようと思って、サーバーにアクセスしたのに、メールのデータが見えてしまったとか、ファイルの一覧が表示されてしまったとかしたら、非常に困ります。

この、パソコンのテレビチャンネルに相当するものを「ポート番号」と呼んでいて、ホームページのデータを表示させる場合には、慣例上&よほどのことがない限り、80番を使います。

例えば、インターネットエクスプローラのアドレス欄に「http://www.yahoo.co.jp」と入力した場合には、


「Yahoo!のホームページを見るには、サーバーにアクセスすると同時に、チャンネル番号(=ポート番号)を80番に合わせる」


ということが暗黙裡に含まれています。

「でも、チャンネル番号(=ポート番号)なんてどこにもないじゃん?」

ごもっともです。。。

上で述べたように、まず殆どの場合、インターネット上ではチャンネル番号(=ポート番号)は80番を使うことから、単に省略されているに過ぎません。

この番号を明示的に指定する場合には、

 http://www.yahoo.co.jp:80

となります。

ウ~ン、話している本人(←私)も分かってくれたかどうか、甚だ自信がないのですが。。。

いかがでしょうか?

では、ここで、横道にそれますが、別の例を。。。

上に書いたテレビの例え話で、ホームページを見る時には、サーバーのチャンネル番号(=ポート番号)を80に合わせる、と言いましたが、では、他の番号を指定すると、ホームページとは別のデータを見ることが出来るか?

「できます。」

例えば、110番に合わせると、メールのデータを見ることができます。

ホームページの場合は、80番という、1個のポート番号だけを使いますが、メールの場合は110番がメールの受信専用、25番はメールの送信専用と別々に使い分けています。

ただ、ホームページとメールとでは、データの形式などが異なるので、メールの場合は、インターネットエクスプローラ等のブラウザではなく、アウトルックエクスプレス等の専用のソフトを使ことは、すでにご存知の通りです。

メールの場合も、ホームページの場合と同様、よほど特殊な場合でない限り、110番と25番は、ごく普遍的に用いられ、変更をする必要がないことから、メールソフトの設定で解説されることは、滅多に目にすることはありませんが、ソフトそのものには、それを設定する項目は準備されています。

図は、アウトルックエクスプレスの例です。

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以上のことは、ホームページのデータを表示する受信機と例えた、インターネットエクスプローラの話でしたが、これと同様、ホームページのデータを発信する、サーバーの方も、チャンネル番号(=ポート番号)を80番にセットしておく必要があります。

このメルマガの最初の方で、パソコンにインストールした、IISもしくはAnHTTPdも、通常の場合、80番を使用することから、普通にインストールした場合、初期の状態で80番に設定してあります。

IIS

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AnHTTPd

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以上が、ポート番号の説明と、前号で「ルーターの設定項目の中に、ポート番号というものがありますが、それらはすべて80番にしてください」と話した理由です。

ここからは、余談となりますが、上記のサーバー設定のポート番号で、80番以外を設定したらどうするか?

025-4


例えば、「8080」に設定した場合、インターネットエクスプローラでホームページを表示するには、アドレス欄に

 http://www.my-domain.com:8080

と、明示的に入力しないと、ホームページを見ることはできません。

この番号は、サーバー管理者によって、自由に設定可能ですので、使い方によっては、この番号を知る人しかアクセスできない、秘密の匂いがプンプンするサイトが構築可能です。


■ OS標準装備のルーター的機能 ■

前回、ルーターと呼ばれる装置のお話をしましたが、Windows XPには、ルーターに相当する機能を、システムとして標準装備しています。

「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット接続」→「ネットワーク接続」をクリックすると、通常使っているネットワーク接続のアイコンがあります。(人により表示されている名称は違うと思います)


このアイコンを右クリックした後、プロパティをクリックして、「詳細設定」のタブをクリックすると、OS標準装備の「ルーター的」機能の設定ができるようになっています。

025-5


ここの「インターネット接続ファイアウォール」にチェックを入れると、ソフトウェア的にルーターの機能が実現できます。

025-6


すなわち、

「パソコンからインターネットへ流れる情報はフリーパスだが、インターネット側からパソコンへのアクセスは、全てシャットアウトする」


というものです。

ここで、パソコンにサーバープ用ログラム(IIS or AnHTTPd)が動いている場合、ホームページを表示するアクセスについては、外部からの許可をしなければなりませんので「設定(G)」のボタンを押して、「サービス」のタブで、「Webサーバー(HTTP)」にチェックを入れる必要があります。

025-7


これが専門書等で解説してある「ポートの80番を開く」という設定になります。


さて、これまでで、インターネットのサーバーを構築するにあたり、必要最低限な専門用語「IPアドレス」と「ポート番号」について、お話をしてきましたが、この「IPアドレス」については、普段、使っているOCNや@Nifty等のプロバイダの場合、もう一つヤッカイな性質があり、これが、レンタルサーバーではなく、プロバイダを使ってサーバーを構築することを難しくしています。


次回はこれについて、お話したいと思います。

ドメイン名を取ろう (6)

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■ 前置き ■

今回は、前回からの流れで、ルーターの役割についての話です。


■ ホテルに宿泊する ■

「ナンジャ~、この話」と思われるかもしれませんが、今回も例え話から始めさせてください。

で、今回も前回と同様、電話を例にとります。(ワンパターンでスミマセン)

自分がどこかのホテルに宿泊したとしましょう。

そして、部屋に備え付けの電話で、ホテルの外にいる知り合いに連絡をとりたい場合、その電話で相手の電話番号をプッシュすれば、Aさんであろうと、Bさんであろうと自由に電話をかけられます。

逆に、ホテルの外にいる知り合いのAさんが、ホテルに宿泊している自分に電話したい場合はどうでしょうか?

Aさんが直接あなたが宿泊している部屋の電話機に電話をかける(電話機を鳴らす)ことは不可能ですよネ。

フツーは、Aさんは自分が泊まっているホテルの代表電話(外線電話)番号に電話をして「×××号室の○○さん(←あなたの名前)をお願いします」と言うと、フロントの人とか、電話交換手の人が、あなたの部屋の電話機にAさんからの電話を取り次ぎます。

そこで、初めてあなたの部屋の電話が鳴り、Aさんは、あなたと話ができる訳
です。

で、結局、何が言いたかったのか?というと。。。


  • ホテルなどには「外線電話」と「内線電話」の2種類があり、それぞれ「外線番号」と「内線番号」がある。


  • ホテルの部屋の電話(内線電話)から、ホテルの外部へは自由に電話がかけられるが、逆にホテルの外部から内線電話には直接電話はかけられない。




という2点です。


■ ルーターの役割 ■

ここで、話をルーターにもっていきます。

あなたがルーターという装置を買った時のままの状態で使っている場合、そのパソコンは、上の例で説明したホテルの個室の電話と同じような状態になっています。

すなわち、


「あなたのパソコンからインターネット側へは自由にやりとり(ホームページを見たり、メールをしたり等)ができるが、インターネット側から、あなたのパソコンには直接アクセスできない。」

024-1



という状態になっています。


おおざっぱに例えれば、ルーターというものは、ホテルの電話交換台のようにあなたのパソコンとインターネットを分断して、その間のデータのやりとりの制御をしている、ということができます。


これが、このメルマガの第1号で述べた「ルーターという装置を使えばあなたのパソコンのセキュリティがあがる」の理由です。


■ ルーターにおけるIPアドレスについて ■

前々回からIPアドレスというものを説明していますが、クドいかもしれませんが、ここでもう一度言うと、


  • インターネットに接続しているコンピュータには、電話番号と同じように、個々のコンピュータに固有の番号が割り振られていて、これをIPアドレスと呼ぶ。


  • あなたのパソコンがインターネットに直接接続している(ADSLモデム等に直結している)場合、IPアドレスは、インターネットに接続した途端に、プロバイダ側からあなたのパソコンへ自動的に割り振られる。


  • 024-2


では、パソコンとインターネット(ADSLモデム等)の間にルーターがある場合IPアドレスの取り扱いはどうなるのでしょうか?

実は、あなたがインターネットに接続すると、パソコンにではなく、ルーターにの方プロバイダ側から割り振られたIPアドレスが割り振られます。

そして、あなたのパソコンには、ルーターそのものに内蔵されている機能により、自動的に、上のホテルの例で説明した、内線番号に相当するIPアドレスを割り振られます。

024-3


今まで「IPアドレス」と一口に言ってきましたが、実はこれには2種類あり、それぞれ「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」と呼ばれています。

それぞれを簡単に説明すると

「グローバルIPアドレス」

  • 上のホテルの例でいうと、外線番号(代表電話、いわゆるフツーの電話番号)にあたり、インターネット上では、この番号を指定することにより、個々のコンピュータを識別し、アクセスできる。


  • 1つのグローバルIPアドレスはインターネット上では1個だけであり、同一のIPアドレスが他のコンピュータとダブることは絶対にない。


  • 通常はプロバイダ側から自動的に割り振られる。



「プライベートIPアドレス」
  • 上のホテルの例でいうと、内線番号にあたり、インターネットから分断されたネットワークのコンピュータ(例えば、ルーターに接続されたあなたのパソコン)に使用される。


  • プライベートIPアドレスを割り振られたコンピュータへはインターネット側からアクセスできない。


  • ルーターに接続されているパソコンの場合、プライベートIPアドレスはルーターが自動的に割り振ってくれる。


  • プライベートIPアドレスは、インターネットでは使えないものなので、逆に、ネットワーク管理者(今回の場合はルーター)が自由につかうことができる。



別の言い方をすると、北海道に住むAさんと、沖縄に住むBさんとが、ルーターを使って、インターネットに同時に接続している場合、AさんとBさんのルーターに割り振られているIPアドレス(←グローバル)は100%絶対に違いますが、それぞれのルーターに接続されたパソコンのIPアドレス(←プライベート)は同じである可能性は十分にあります。

なお、CATVのインターネットサービスを利用している場合、CATV会社により、今使っているパソコンにグローバルIPアドレスではなく、プライベートIPアドレスを割り振るケースがあります。

この場合、残念ですが、根本的な理由により、インターネットのサーバーを立てることは不可能です。

通常、書籍や他のホームページで単に「IPアドレス」と書いてある場合は、グローバルIPアドレスを指していることがほとんどです。


■ ルーターの設定について ■

さて、あなたがルーターを使用している場合、前回のメルマガで解説したような方法で確認したパソコン本体のIPアドレスは、実際はルーターが自動的に割り振った「プライベートIPアドレス」になってしまいます。

したがって、この場合、”http://あなたのパソコンのIPアドレス”をインターネットエクスプローラのアドレス欄に入力しても、ホームページは表示されません。

ホームページへのアクセスに必要なグローバルIPアドレスはルーターの方にくっついているので、まず、それを確認する必要があります。

現在では、ほとんどのルーターはインターネットエクスプローラからルーターの設定を行えるようになっているので、お手持ちのルーターの取扱説明書をひっくりかえして、その中にある「WAN側ポートアドレス」(あるいはそれに似かよった名称)という項目を探して、実際のルーターのIPアドレスを確認してください。

(取扱説明書に書かれている番号ではなく、実際のあなたの機械の番号ですので、勘違いしないように。。。)


そこに表示されているIPアドレスが、プロバイダからあなたのルーターに割り振られているIPアドレスです。

そして、ルーター接続されたパソコンの場合、前回紹介した方法で確認できる、パソコンのIPアドレスは「プライベートIPアドレス」になります。

従って、インターネット側からIPアドレスであなたのパソコンにアクセスするには、

 http://あなたのルーターのIPアドレス/

とする必要があります。


で、さらにめんどっちぃ事なのですが、インターネット側からのアクセスする側の立場で、あなたのサーバーとして設定したパソコンをみた場合、上記の状態のままだと、アクセス者はあなたのルーターまではたどり着けますが、その先に接続されている、肝心のサーバーになっているパソコンにはアクセスできません。

このままの状態ですと、手元のパソコンにあるホームページのデータには、インターネットユーザーはアクセスできず、パソコンはインターネットのサーバーとして機能できません。

最初に話したホテルの例でいうと、ホテルの外からの電話はフロントなり電話交換台までは繋がりますが、あなたが滞在している部屋の電話機には直接電話は繋がらない、というイメージです。

そこで、ホテルの外からの電話(外線電話)は、全てあなたの滞在している部屋の電話(内線電話)に自動的に転送する必要があります。
(実際、ホテルでそんな事をやったらエライことですが。。。)

すなわち、ルーターの方にインターネット側からアクセスがあったら、それをそのまま自動的に、サーバーとして設定してあるパソコンまでアクセスできるように、ルーターの設定を変更しなければなりません。


で、実際の具体的な方法なのですが。。。

実は、現時点ではメーカーにより、用語の表現や設定内容が内容がマチマチで統一された教科書的なものがないのが現状です。

上記の設定は

 ・静的マスカレード
 ・ポートフォワーディング
 ・バーチャルサーバー
 ・バーチャルホスト

等、同じ機能を、メーカーにより、いろいろな名称で呼んでいます。
(上の名称は、よく行っている食堂の店長が持っていた、TCP/IP解説書からの抜粋です。店長が何故、こんな専門書を持っていたか、未だに謎です。)

したがって、お手持ちの機種の取扱説明書を見てください、というしかありません。


ちなみに、私が現在使っている機種は、古い機種で、メーカー販売終了となったものですが、「ローカルサーバ」と呼んでいます。

なお、ルーターの設定の中に「ポート番号」という項目があるかと思いますが、それらはすべて「80」に設定しておいてください。

では、この「ポート番号」というものは一体、何でしょう?

ドメイン名を取ろう (5)

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■ 前置き ■

今回も前回に引き続き、IPアドレスのお話です。


■ あなたのパソコンのIPアドレス ■

前回、

「インターネットに接続されているコンピュータには、そのコンピュータに固有の番号であるIPアドレスというものが割り振られている」



と説明しましたが、でわ、自分のパソコン場合はどうでしょうか?

当然、新しく買ったパソコンはIPアドレスなんかは持っていません。

実は、普段使っているプロバイダ(Yahoo BBとかOCNとか)を通じてインターネットに接続した瞬間に、プロバイダ側より、このIPアドレスというものがあなたのパソコンに付与されます。

では、それはどんな番号でしょう?


以下の手順で確認できます。

インターネットに接続した状態で


「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロント」をクリック

  ↓



真っ黒の背景に色い文字の画面が出てくる

  ↓


表示の最後にカーソルが点滅しているので、「ipconfig」と入力してからリターンキーを押す

  ↓

023-1


すると何やら意味のわからない文字が表示される

その中に

IP Address………… : 211.131.238.129
(↑ この数字は人によりマチマチです)

という項目があると思いますが、これが、あなたのパソコンのIPアドレスです。

023-2



実はIPアドレスは

 (0~255の数字).(0~255の数字).(0~255の数字).(0~255の数字)

という具合に「.(ピリオド)」で区切られた4個の数字が1セットとなった形式で扱われます。


書き方を変えると、インターネット上に接続されたコンピュータには

 0.0.0.0 ~ 255.255.255.255

の範囲のいずれかの番号がIPアドレスとして割り振られることになります。


■ IPアドレスでホームページを表示する ■

では、ここでIPアドレスを使ってチョットした実験を。。。

Yahoo!のホームページ

 http://www.yahoo.co.jp/

は、IPアドレスの指定で表示できるのでしょうか?

当然できます。

インターネットエクスプローラのアドレス欄に

 http://210.81.3.241/

と入力してみます。

多分、いつもの見慣れたページが表示されるのではないかと思います。



では、インターネットエクスプローラのアドレス欄に

 http://210.81.150.246/

と入力してみてください。

何のページが表示されたでしょうか?


以上のことから、ここで、ホームページのアドレス(URL)の表現について、ザックリと単純化して言うと、上記例の

 http://www.yahoo.co.jp
 http://tv.yahoo.co.jp



 「www.yahoo.co.jp」
 「tv.yahoo.co.jp」

という部分は、人間が分かり易いように付けた、インターネット上における

「コンピュータに固有の名前」
(同じものは2つ存在しない)

という風に言うことができるでしょう。

そして、それぞれのコンピュータの固有の番号である、IPアドレスが

 「211.14.15.5」
 「210.81.150.211」

である、ということになります。


見方を変えると

 「www.yahoo.co.jp」=「211.14.15.5」
 「tv.yahoo.co.jp」 =「210.81.150.211」

というような一対一の関係があり、これって、名前(文字)と数字が一対一で対応しているという意味で、日常生活の電話帳とソックリだと思いませんか?
(ウ~ン、よく分からない、と言われれば、それまでなのですが。。。)

以上は、Yahoo!に関することでしたが、独自ドメインを取得した場合でも、全く同じことがあてはまり、これが、以前、お話した「ドメイン名運用に関するファイル」で定義される内容となります。

下図で意味しているのは、「www.e-and-a.org」という名前のコンピュータのIPアドレスは「66.102.133.106」である、ということと同義です。

なお、「タイプ」の欄は、ホームページを公開する場合は、常に「A」とお考えください。

020-3


通常、私たちが目にするホームページの場合は「www.my-domain.com」というように、「www」をつける場合がほとんどですが、この「www」というのは、実はホームページのアドレスを表示する時の、単なる慣例であって、絶対にそうしなければならない、というものではありません。

実際の話、「www」を書かずに、単に「http://my-domain.com」というアドレスでもホームページの公開は可能です。


■ 自分のパソコンにIPアドレスでアクセスする ■

では、本命である自分のパソコンはどうでしょうか?

当然、上記のYahoo!の場合と同様、IPアドレスでアクセス可能です。

ただし、現時点では

 「パソコンがインターネット(ADSLモデム等)に直結している」

場合のみです。


例えば、自分のパソコンとADSLモデムの間に「ルーター」と呼ばれる装置が設置してある場合、そのままではサーバーとして公開できません。(理由・原理については次号に改めて説明します)

どうしてもやってみたいという場合は、一時的にルーターを取り外すか、あるいは、ルーターの説明書にはパソコンをサーバーとして公開する設定が記述されている筈なので、それに従ってルーターの設定を変更してください。

また、サーバーとして公開するということは、外部からあなたのパソコンへのアクセスを許可する、ということなので、


  • 「ノートンインターネットセキュリティ」等のセキュリティソフトの動作
  • Windows XPの場合、OSに標準に付属している簡易ファイアーウォールの動作

等はすべて止めます。

では、ちょっとやってみます。

ここで、テスト用のファイルとして非常に簡単なHTMLファイルを作って、

Windows 2000,Windows XP Professinal Edition の場合は、”Default.htm”

Windows XP Home Editionの場合は”index.html”

というファイル名で、「Cドライブ」-「Inetpub」-「wwwroot」フォルダに保存してください。

023-3

面倒な場合は、下記のコピー&ペーストをどうぞ。


<HTML>
<HEAD>
<TITLE>ホームページ</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
私のホームページへようこそ
</BODY>
</HTML>


なお、この間はインターネットへの接続が切れないようにしてください。

一度切れてしまうと、バソコンのIPアドレスが変わってしまいます。
(理由については号を改めて説明します)

いつもの同様にインターネットに接続する



接続したままの状態で「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロント」をクリック

  ↓

背景が黒い画面が立ち上がったら”ipconfig”と入力してリターンキーを押す


自分のパソコンのIPアドレスを確認する
  ↓


インターネットエクスプローラを立ち上げて、アドレス欄に

 http://自分のパソコンのIPアドレス/

を入力する

  ↓

上で保存したファイルが表示されるか確認



という流れになります。


で、以上の結果はいいがでしたか?

うまくいった場合、あなたのパソコンはインターネットのサーバーとして運用する準備が整ったことになりますし、以前お話した、独自ドメイン名での運用も当然可能です。

では、あなたがルーターという装置を使っている場合はどうしたらよいでしょうか?

ルーターに接続されたパソコンをサーバーとして運用するには、ルーターの設定を変える必要があります。

それについて、次回、お話したいと思います。

ドメイン名を取ろう (4)

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Filed under ドメイン名を取ろう, パソコンサーバー化計画

■ 前置き ■

前々回の話で、独自ドメイン名を取った後、自分のパソコンを、そのドメイン名で運用するにはパソコンの「IPアドレス」というものを指定する必要があるとお話しました。

今回からチョイト小難しい話になりますが、専門用語に関するお話です。

ここでは出来る限り専門用語は使わないように意識しているのですが、今回の用語はドメイン名を使ったインターネットサーバーの開設・運用には避けて通れない用語の一つですし、今後も度々出てくるものなので、たとえ話を使ったりして、できるだけ平易に説明していきますので、しばらくお付き合い願えればと思います。


■ 電話番号 ■

ここで、ちょっとインターネットから離れて、私たちの日常生活を思い起こしているみると、こんな例があるかと思います。

たとえば、ここに東京に住んでいるAさん(の家)の電話番号が、03-1234-5678だったら、日本中どこからでもこの番号に電話をすれば、必ずAさん(の家)に繋がり、Aさんとお話できます。

マァ、これは当然と言えば当然で、こうでないと逆に非常に困ります。。。

この場合、「0312345678」という数字は、日本の電話回線上では、Aさん(の家)の電話機に固有の番号で、日本国内ではAさん以外の人とダブることは絶対にありません。

これに、日本の国番号である「81」を付加した番号 “810312345678″は世界中の電話回線上で、Aさん(の家)の電話機に固有の番号であり、世界のどの電話機でもこの番号に電話をすれば、必ずAさん(の家)に繋がり、Aさんとお話できます。

また、この番号は、世界中のどの電話ともAさん以外とダブることはありません。


ちょっとクドクドと書きましたが、要は

「電話回線上では、個々の電話には、電話番号という、他の電話とは絶対ダブらない固有の番号が割り振られていてその番号を指定することにより、相手とお話ができる」


ということを言いたかっただけなのです。


■ インターネット上においてコンピュータを識別する唯一の情報 ■

では、ここで話をインターネットに戻します。

実を言うと、インターネットに接続している全てのコンピュータには一つ一つに、上で話した電話番号と同様、他のコンピュータとは絶対にダブらない固有の番号が割り振られています。
(ただし、番号の形式は電話のものとは全く異なります)

で、インターネット上では、この各コンピュータの固有の番号をもとにして、データのやりとり(ホームページを見るとか、メールのやりとりをする)をしたい相手(コンピュータ)を見つけ出していろいろな処理をしている、というのが本当の姿です。

たとえば、あなたがYahoo!のホームページを見たいときには、インターネットエクスプローラのアドレス欄にそのアドレスを入力すると思いますが、そのアドレスを入力し終えたとたん、入力したアドレスはインターネット上でYahoo!のコンピュータに割り振られた固有の番号に変換され、その番号を基にあなたのパソコンはYahoo!のコンピュータに接続します。

そして、目出度くあなたはYahoo!のホームページを見ることができる訳です。

「でも、そんな”コンピュータに固有の番号”なんて見たことないけど。。。」

と思われるかもしれませんが、それはあなたの言うことが100%正しいです。


ここで、こんな例を使わせてください。

今の世の中、携帯にしろ家の電話にしろ、電話帳機能ってありますよネ。

例えば、知り合いの電話番号が自分の電話の電話帳に登録してあったとします。

ここで、その知り合いの人に電話をかける時には、普通の場合、電話帳からその人の名前を探し出した後に、通話ボタンを押せば、あとは電話が自動的に相手の電話番号をダイアルしてくれます。

電話番号そのものを「ピッポッパッ(←もはや死語?)」と直接入力することは滅多にないと思います。


ここで、再び話はインターネットに戻りますが、実は、インターネット上の機能に、上で話した電話帳と同じような機能があり、インターネットのユーザーは、上で説明したコンピュータに固有の番号というものを特に意識しなくてもホームページのアドレスを文字で入力すれば、自動的にこの番号に変換してくれます。

ですから、私たちはコンピュータに固有の番号なんて、通常は目にすることはない訳です。


ダラダラと文章で書いてしまいましたが、例えば、Yahoo!のホームページを見る時の流れをまとめると次のようになります。

インターネットエクスプローラのアドレス欄にYahoo!のアドレス(http://www.yahoo.co.jp)を入力する

  ↓

インターネットエクスプローラは、インターネット上のある機能(電話でいうところの電話帳)に「Yahoo!のコンピュータの番号は何番だ~?」と問い合わせる

  ↓

そうすると、このインターネット上の電話帳が「それは×××番だヨ」と教えてくれる

  ↓

その番号を基にインターネットエクスプローラはYahoo!のコンピュータに接続する

  ↓

Yahoo!のコンピュータにあるホームページのデータが開かれる

  ↓

インターネットエクスプローラにホームページの内容が表示される


という具合になります。


上で私たち人間がすることは、一番最初のステップだけで、あとは全て自動で行われるため、「コンピュータに固有の番号」というものは、私たちインターネットのユーザーは全く意識しないでインターネットを利用できるわけです。


以上、長々と説明してきましたが、この「インターネット上におけるコンピュータの固有の番号」というものが、本や雑誌等であなたも目にしたこともあるかもしれない

 「IPアドレス」

と呼ばれているものです。


書籍や他のホームページでは「インターネット上の住所」という表現が使われていますが「インターネット上でコンピュータを特定する」という意味では同じなので、ここでは電話を例にとって説明しました。


では、このIPアドレスの確認や具体的な使用方法とはどういったものになるのでしょうか?

これについて次回でお話したいと思います。

ドメイン名を取ろう (3)

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■ 前置き ■

前回の終わりで、独自ドメイン取得にあたり、

 「自分の個人(あるいは会社)情報を全世界に公開する勇気がありますか?」

というチョット大袈裟な表現を用いましたが、今回は、これについてのお話です。

なお、これはあくまでも、「独自ドメイン」取得時の話であって、以前お話した、無料でも利用可能な「サブドメイン」の場合は全く関係ありませんので、このサービスを利用する場合は安心して利用しましょう。


■ Whois データベース ■

ドメイン名登録にあたっては、登録の画面で

 ・ドメイン申請者の名前
 ・住所
 ・電話番号(Fax番号)
 ・Eメールアドレス

を必ず入力しなければなりません。


そして、これらの情報は、実はインターネット上で共通の「Whoisデータベース」というものに登録され、その内容は誰でも参照できます。

「Whois」
  ↓
「Who is」 で、直訳すれば、「アンタ誰?」といったところか。。。


私も滅多に使うことはありませんが、例えば

 「ANSI Whois Gateway ドメイン名 – IPアドレス検索サービス」

   http://whois.ansi.co.jp/

 「IP ドメイン SEARCH」

   http://www.mse.co.jp/ip_domain/

を時々使っていますし、その他にもインターネット上ではいろいろなWhois検索サービスが公開されています。


では、この「Whoisデータベース」とは何でしょうか?

実際に使ってみます。

  http://whois.ansi.co.jp/

にアクセスして、例えばテキストボックスに「yahoo.co.jp」と入力した後、「検索(規定に同意)」ボタンを押してみてください。

ドメイン申請者の情報のいくつかが参照できると思います。

また、同じようにして、私が昔取得した「e-and-a.biz」を調べてみると、このドメインを取得した当時の私の住所から電話番号までシッカリと表示されてしまいますネ。。。

こんな具合に、今後、独自ドメイン名を取得した場合、あなたの登録時の個人情報は、上記の場合と同様、誰でも参照できると考えましょう。

これは、インターネットそのものの仕様なので、避けようがありません。

ただ、前回に紹介した、ドメイン登録業者(レジストラ)の「Registerfly.com ( http://www.registerfly.com/ )」の場合は、オプション(約6ドル)の「Fly-Protect」というサービスを提供しており、これはWhoisデータベースの登録内容を、レジストラの情報に置き換えてくれます。


■ スパムメール ■

ドメイン名を取得するにあたり、もう一つ困った問題が発生します。

それが「スパムメール」です。

あなたが、ドメイン名を取得して、暫くすると、多かれ少なかれ、海外からのスパムメールを受け取る破目になります。

スパムメールを送りつける業者(スパマー)はどうして自分のメールアドレスを手に入れたのか?

そのソースの1つが上で述べたWhoisデータベースです。

上で紹介したように、誰でも自由に参照できるので、多分、自動的にアクセスして、メールアドレスを収集するツールがあるのではないかと思います。

今回の例として取得した「e-and-a.org」の場合も、ドメイン名が有効になった次の日からポツリポツリとスパムメールが届いています。

実は、これとは別のメールアドレスでスパムメールを受け取っているのですが(しかも膨大な数)、その中には、レジストラ等の現在利用している海外のサービスの大事なお知らせメールも混じっているので、その対応に苦慮しています。


■ ドメイン名が実際に機能するには時間が掛かる ■

これは、ドメイン名を取る時のネガティブな側面ではなく、ちょっとした留意事項です。

ドメイン名を取って「サア~、このドメイン名で早速ホームページの運営だ」と思いたいところですが、実際にそのドメイン名でホームページにアクセスできるようになるには、実のところ、2~4日位の時間がかかります。

確かに、ドメイン名を取得すること自体は、ものの数分で済んでしまいますが、その後に「○○○というドメイン名が新しく登録されましたヨ~」という情報がインターネット上で行き渡る処理が必要になります。

当然のことながら、この処理は紙に書いた書類が、人間によって回覧されるのではなく、コンピュータ同士の通信で、自動的に行なわれるわけですが、現在のところ、その処理完了までには、どうしても数日の時間が必要なのが現状です。

これは、インターネットの仕組みそのものによるものなので、どうしようもありません。

ドメイン名を取った後は、暫くは普段の仕事を続けて、気が付いた時にアクセスできるか確認してみる、といった位が精神衛生上、よいのではないでしょうか。。。


■ ドメイン名の管理は自分でするか、業者に任せるか ■

これは、私の個人的な意見ですが、取得の手間や最初の設定に多少手がかかっても、ドメイン名は自分で管理することをお勧めします。

いろいろなメディアで述べられているように、ドメイン名は取得したその人に使用する権利があります。

よくレンタルサーバーの広告などに、「ドメイン取得費無料」とありますが、いくつかの場合、取得したドメインの名義がユーザーのものではなく、レンタルサーバー会社のものになっている場合があります。

この確認は、上記のWhoisデータベースを調べることにより、簡単にチェックすることができます。

実を言うと、私も以前、そのようなケースが起こり、ドメイン名はそのままにサーバーだけを変更したかったのですが、レンタルサーバー会社とスッタモンダの末、結局は、そのドメイン名は放棄した、ということもありました。

それ以来、私個人は、ドメイン名は自分で取得・管理するようにしています。

ドメイン名を取ろう (2)

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Filed under ドメイン名を取ろう, パソコンサーバー化計画

■ 前置き ■

独自ドメイン名(自分の好きな名前.com等)を使用するには、ドメイン名登録者(レジストラ)を通じてドメイン名を登録することになり、手元のパソコンを独自ドメイン名で運用するためのドメイン名登録者を、前回、紹介しました。

でも、独自ドメイン名を取ったはいいけど、その後どうすればいいの?という話を今回したいと思います。


■ レンタルサーバーを使う ■

まず、初めに、手元のパソコンを利用することから目を離して、表題の件について考えてみたいと思います。

独自ドメイン名を使ってホームページを運営する場合には、どこかのレンタルサーバーを利用するのが、ごく一般的な方法でしょう。

その場合、有料か無料かは別として、独自ドメイン名も同時に取得してくれる場合がほとんどで、それを利用することにより、ユーザー側としてはお手軽に(特にする作業もなく)、独自ドメイン名でホームページの公開や、メールの送受信ができるようになります。

では、逆にレンタルサーバー会社はどんな作業をするのでしょうか?

当然、レンタルサーバー会社の方では、保有するハードディスクにユーザー用のフォルダを作成し、そのフォルダがインターネットエクスプローラ等のブラウザで表示できるように設定します。

これは、今までのメルマガで解説してきた内容と、大体同じ要領です。

実は、さらに、レンタルサーバー会社の方では、ユーザーが申し込んだ独自ドメイン名でホームページを運用するために必要な情報を、とある設定ファイルに加えます。

このファイルは、今まで解説してきたものとは全く別個のものです。

また、このファイルの設定内容が有効に機能することにより、ユーザーは独自ドメイン名でホームページを公開したり、メールの送受信が可能になる訳です。

このファイルはレンタルサーバー会社のハードディスクに存在し、通常は、レンタルサーバー会社により管理されており、ユーザーはそのファイルの中身を、見ることも変更することもできません。


■ 自分のパソコンを使う ■

ここで、話を自分のパソコンに戻します。

独自ドメイン名で、手元のパソコンをインターネットのサーバーとして運用するには、上でお話したレンタルサーバー会社の作業と同じようなことを、今度は自分で行うことになります。

即ち、


  1. 手元のパソコンのハードディスクの特定のフォルダを、インターネットエクスプローラ等のブラウザで表示できるように設定する。
    (すなわち、サーバープログラムのインストール→設定)


  2. ドメイン登録業者(レジストラ)を通じて独自ドメイン名を取得する。


  3. ここまでは、今まで解説してきた内容でできている筈です。

    次に私達は、


  4. 取得した独自ドメイン名で、手元のパソコンが運用できるように、(今回の場合はドメイン名を登録した)ドメイン登録業者(レジストラ)が管理している、ドメイン名運用に関係するファイルの設定内容を変更する。



ということになります。

上記のレンタルサーバーの例で説明した、独自ドメイン名に関する設定ファイルは、この場合、レジストラ(ドメイン登録業者)自身が保有・管理しています。

「2.」のドメイン名取得だけなら、いろいろなサービスが利用可能ですが、さらに「3.」のように、取得したドメイン名で運用するための設定ファイルが、ユーザー側で自由に変更できるサービス(しかも廉価)は非常に少なくなり、その例として、前回、私が使用したことのある、3つのものを紹介いたしました。

すなわち、手元のパソコンを独自ドメイン名で運用できるかどうかの全ては、上記の「3.」の操作ができるかどうかにかかっています。


■ ファイル設定の妙技 ■

では、ドメイン名運用に関するファイルの設定がユーザーにより変更可能、ということはどういうことでしょうか?

実例で考えたいと思います。


最近、このメルマガのネタ用に、別途「e-and-a.org」というドメイン名を取得しました。
たった1000円で一年有効なので、安いものです。
(↑実際に決済した時は、\1107でした)


例1 違うドメイン名で、同一のホームページを表示する

現在、私のホームページは http://www.e-and-a.ws/ で公開していますが

 http://www.e-and-a.org/

を開いてみてください。

同じホームページが表示されると思います。

これは、異なるドメイン名で、同じホームページにアクセス可能という一例です。

ただし、これを実現するには、サーバー側の設定も必要になります。



例2 異なるアドレスに自動にジャンプする(URL転送)

http://test1.e-and-a.org/

にアクセスしてみてください。

表示されたホームページの見た目はともかく。。。(爆)、インターネットエクスプローラのアドレス欄に注目してください。

020-1



例3 異なるアドレスに自動にジャンプする(URL転送+フレーム転送)

http://test2.e-and-a.org/


にアクセスしてみてください。

表示されたホームページは、例2と全く同一のFC2Webの無料レンタルスペースに自動的にジャンプしますがインターネットエクスプローラのアドレス欄は、「test2.e-and-a.org」のままです。

020-2

これは、ホームページ作成の手法の1つである、フレーム機能を利用しています。

インターネットエクスプローラの画面一杯に、1つのフレーム枠を作成しその中に実際のホームページの内容を表示します。

このままの状態で、文書のソースを見れば、そのことが確認できるかと思います。

なお、この例3のページを表示させた後、他の例のページを表示する場合には、一度ブラウザを閉じてください。

そうしないと、アドレス欄が「http://test2.e-and-a.org/」のままになってしまいます。

この機能を利用すれば、既に持っている自分のホームページを、新規あるいは別のドメイン名で(あくまでも擬似的にですが)ユーザーに対して表示することができます。



例4 事務所のパソコンにアクセスする

http://test3.e-and-a.org/

相も変わらない表示でスミマセン。

これが、今回の話のメインとなるページで、私の事務所のパソコンのページを表示しています。

これについては、信じてください、というほかありませんが。。。



「でも、そんなカッコイイ?ことが出来ることは分かったが、設定は難しそう みたい。。。」と思われるかもしれませんが、イイエ、そんなことはありません。

その設定はいたってシンプルです。

今回紹介した例を実現している設定は以下のようになっています。
(バリュードメインの設定画面です)

020-3

事務所(又は自宅)のパソコンをサーバーとして公開する場合には、

 ホスト名・・・自分の好きな半角英数字
 ターゲット・・パソコン(又はルーター)のIPアドレスを指定
 タイプ・・・・「A」を指定

たったコレだけです。

ホスト名のところに「xxx(自分の好きな英数字)」を指定して、自分のパソコン(又はルーター)のIPアドレスが分かれば、世界中のどこからでも、

 http://xxx.ドメイン名
 (私の場合は http://xxx.e-and-a.org/)

でアクセスすることができます。

唯一、分かりづらいとすれば、「IPアドレス」という言葉だと思いますが、これについては機会を改めてジックリお話したいと思います。


例5 ドメイン名のアドレスでメールを受け取る


これは、実例をお見せするのは、チョット無理ですが(私は、あなたのメールアドレスを知りようがありませんので。。。)、今回の「e-and-a.org」という独自ドメイン名の場合、

 webmaster@e-and-a.org
 info@e-and-a.org

という具合に、「xxx@e-and-a.org(xxxは自分の好きな文字)」というメールアドレスを設定してそこ宛に送信されたメールを、現在使用しているメールアドレス(私の場合は「e-and-a@v7.com」)に転送させることができます。

例えば、「info@e-and-a.org」宛に送信されたメールを、通常の私のメールアドレスで受け取る(転送)する設定は、次のようにようになります。

020-4

さらに、便利な?設定があります。

020-5

上記の設定の場合、「xxx@e-and-a.org」の「xxx」の部分がどんな英数字でも「e-and-a@v7.com」というメールアドレスに転送することができます。

例えば、自分のホームページには

 サイトに関するお問い合わせ webmaster@e-and-a.org
 会社総合案内        info@e-and-a.org
 お客様窓口         customer@e-and-a.org
 焼肉調理部門        yakiniku@e-and-a.org
             ・
             ・
             ・
          (以下、無制限)

と表示し、ホームページを見た人は「ほほ~、それぞれのメールアドレスにメールすれば、各部署に直接届くんだな」と思いますが、実際は転送先の「e-and-a@v7.com」のみ、というチョット危ない?使い方も可能です。

ただし、「xxx@e-and-a.org(xxxは自分の好きな文字)」というメールアドレスで、メールを送信する、となると少々技が要ることになります。



あなたが普段使用している、アウトルックエクスプレスの設定で、自分のメールアドレスを「xxx@ドメイン名」と変更しただけでメールを送信しても、多分エラーメールとして戻ってきてしまうと思います。

これについては、また機会を改めて、お話したいと思いますが(ここで説明するとなると、ものすご~く長くなってしまう。。。)、ここでは単に紹介するのみに留めさせてください。

Windows 2000,XP Professinal,Home Edition共通

フリーソフトである「Radish」を使用する

「Radish」のホームページ

 http://homepage2.nifty.com/spw/

現在、ホームページでは Ver.3が公開されていますが、非常に多機能ゆえ、設定が面倒なので、問題なく動くようであれば、設定がシンプルなVer.1かVer.2がよいと思います。

Ver.1かVer.2のダウンロード

 http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se151955.html

Windows 2000,Windows XP Professinal専用

「パソコンをサーバーにする方法」の最初の方で、サーバーの設定プログラムで、動作を停止してある「既定のSMTP仮想サーバー」を動かす。

020-6


以上のようなことが、独自ドメイン名に関する設定を自分でイジクルことにより可能となります。


さて、次回以降、専門用語の説明に入っていく予定ですが、その前に、独自ドメイン名を取得するにあたり、1つ決断しなければならないことがあります。

それは、

「自分の個人(あるいは会社)情報を全世界に公開する勇気がありますか?」

チョット大袈裟な表現かもしれませんが、次回は、まずこれについてお話する予定です。

ドメイン名を取ろう (1)

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Filed under ドメイン名を取ろう, パソコンサーバー化計画

■ 前置き ■

ここのコーナーでは、「ドメイン名を取得して、そのドメイン名で自分のパソコンをインターネットのサーバーとして運用する」というテーマについてお話していきたいと思います。

出来る限り、例え話等を用いて平易に説明していきますが、ドメイン名を取得して、それを活用していくには、避けては通れない、専門用語とその内容について理解する必要があります。

特に、インターネット接続にルーターという装置を使用している場合は、さらに、話はヤヤこしくなりますが。。。

分かり難い個所もあるかと思いますが、その時には、「・・・は・・・と考えていいのか?」などお気軽にお問い合わせください。

出来る限り、例え話等を用いて平易に説明していきますので、よろしくお付き合いをお願いしたいと思います。


■ ドメイン名登録業者と費用 ■

「独自ドメイン名を取る」と聞くと、何やら煩雑な手続が必要と考えがちですが、本当はオンラインショッピング感覚で、ものの数分で済んでしまいます。

実際、私はそうやって独自ドメイン名を取りました。

独自ドメイン名を取得するには、いわゆる、ドメイン名登録業者(レジストラといいます)を通じて行うわけですが、事務所あるいは自宅のパソコンを独自ドメイン名でサーバーを運用するのは、ある意味非常に特殊な環境ですので、そんじょそこらのドメイン登録業者では実現ができません。

また、正直な話、自分の出費も出来る限り抑えたい、というのも本音ではないでしょうか。

ここでは、まず結論から話しすると、(ただし、私が使っている、あるいは、使ったことがある範囲内です。この点についてはご容赦を。。。)


事務所(自宅)サーバーに適していると考えられるドメイン登録業者(レジストラ)

(1) No-IP.com

http://www.no-ip.com/

・費用 約3500円/年
・フリーソフトの「DiCE」が対応
・URL転送対応
・URL転送(フレーム転送は非対応)
・メール転送対応(ただし、別料金)



(2) RegisterFly.com

http://www.registerfly.com/

・費用 約1000円/年
・フリーソフトの「DiCE」非対応
・URL転送対応
・URL転送+フレーム転送対応
・メール転送対応(上記料金に含む)
・結構、面白いドメイン名が取れます
・その他、付属サービスがテンコ盛り



(3) バリュードメイン

http://www.value-domain.com/

・費用 約1000円/年
・フリーソフトの「DiCE」が対応
・URL転送対応
・URL転送+フレーム転送対応
・メール転送対応(上記料金に含む)
・「.jp」ドメイン取得可能(ただし、一部機能制限あり)




(1)と(2)は100%英語のサービスである一方、バリュードメインは基本的に英語
のサービスですが(支払いがドル建て)、日本語対応です。

多分、海外のサービスの代理販売ではないかと予想していますが、詳細は不明です。

今回、このコーナーのネタ用として、バリュードメインを使ってみましたが、必要かつ十分な機能があります。

また、事務所(自宅)のパソコンをドメイン名で運用するには、「ダイナミックDNS」という手法を利用します。

この「ダイナミックDNS」の内容については、追々説明する予定ですが(とても数行では説明しきれないものなので。。。)、これを使うにあたり、フリーソフトとして利用可能な「DiCE」を利用すると、非常に便利です。


DiCEのホームページ

 http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/

独自ドメイン名、すなわち、「自分の好きな名前.com(biz,org等)」で、登録可能+ダイナミックDNS対応能、その上、無料あるいは日本でのサービス提供、というものを、私は見つけられませんでした。。。

もし、これに関する情報をお持ちでしたら、是非、御紹介ください。


■ 無料でドメイン名を利用する ■

独自ドメインで無料、というのは多分ないんじゃないかと言いましたが、サブドメインを利用する分には、サービスを無料で提供しているところがいくつかあります。

サブドメインとは

自分の好きな名前. xxx .com(biz,org等)
 ↑
「xxx」はサービス提供側で決められている名前


という形式になります。

どういうものがあるかというのは、ここで挙げるとキリがないので、googleで「ダイナミックDNS 無料」というキーワードで検索するのがいいかと思います。

また、これらのサービスを利用する場合、先に述べたフリーソフトの「DiCE」が対応していると便利です。

いきなり独自ドメインを取得して、それを利用するのに不安な場合は、まず、無料のサプドメインのサービスを利用して、感覚をつかんだら、独自ドメインを取得するのがよいのでしょう。


■ まとめ ■

  • ドメイン名を登録する業者をレジストラと呼ぶ。


  • ドメイン名でサーバーを運用するにあたり、「独自ドメイン」によるものと「サブドメイン」による2つの方法がある.

  • 「独自ドメイン」での運用は費用がかかるが、「サブドメイン」での運用は無料でサービスを提供しているところがある。

  • フリーソフトの「DiCE」が対応しているサービスを選択すると便利。



次回は、ドメイン名で手元のパソコンをサーバーとして運営するにはどうするのか?、あるいは、どういったことが出来るのか?という点に関して、も少し具体的に紹介する予定です。